256bitの殺人メニュー

インフラエンジニアだったソリューションアーキテクトなくわののブログ。こちらのBlogは個人の意見となっていて会社とは全く関係ありません。お約束です。[twitter:@kuwa_tw]めんどくさがりが重い腰を上げて何かをアウトプットすることにどれほどの意味があるのかを試してみたいブログでもある。

『Chef実践入門』で、今風なChefの使い方を料理してやるぜ(ベタ

乙カレー様です。

書評ばっかりしてる人みたいになっててやなのでマジブログ更新しよう(嗚咽


今年の年末年始にご縁があって『Chef実践入門』のレビューをさせていただきましたということで、献本頂いた(ありがとうございますm(_ _)m)ので改めて読んでみました。



Chef実践入門 ~コードによるインフラ構成の自動化 (WEB+DB PRESS plus)

Chef実践入門 ~コードによるインフラ構成の自動化 (WEB+DB PRESS plus)

内容

期せずしてChef活用ガイドという本もでていて、Chefの本が充実してきている昨今なのですが、Chef活用ガイドの方はChefそのものに対する詳しい説明、という感じで、Chefの内部構造やら、どのように動いているか、と言った部分にフォーカスしている様に感じました。こちらの本はChefそのものについて知るのにいい本です。


対してこの本は「今現在のChefの使い方を教える」本だと思います。
Chefの基本的な概念や、構築方法という部分はもちろんですが、VagrantやBerkshelf、Serverspecを使用した今のChefを使った運用はこうやっている、と言う事が考え方からわかる、一線でサービスを運用されているエンジニアの方々が書いただけあって構築から運用まで目を向けた本になっています。


この本で主にとりあげられているのはChef Soloとしての使い方ですが、Chef Serverの活用シーンの章もあり、Chefの現状を知るのに良いと思います。
加えて、Appendixにある、各種チートシートが運用時にリファレンス的に使えて地味に効く、長く使える本になっているなーという印象。

まとめ

Ansibleも流行りはじめ、どっちを選択したらいいんだろうといった所に悩んでいる方もいる昨今では有るかと思いますが、機能の充実、特に周辺アプリケーションはChefは充実しています。その部分の充実はAnsible->Sinatra, Chef->RoRという対比で良く表されますが、大規模な環境になればなるほど恩恵を受けられることになるかと思います。
今のモダン(かつ、常識になりつつある)なChef環境を知る上でこの本を手にとって見てはいかがでしょうか!


ザ・シェフ 1巻

ザ・シェフ 1巻

Chef実践入門 ~コードによるインフラ構成の自動化 (WEB+DB PRESS plus)

Chef実践入門 ~コードによるインフラ構成の自動化 (WEB+DB PRESS plus)