256bitの殺人メニュー

インフラエンジニアだったソリューションアーキテクトなくわののブログ。こちらのBlogは個人の意見となっていて会社とは全く関係ありません。お約束です。[twitter:@kuwa_tw]めんどくさがりが重い腰を上げて何かをアウトプットすることにどれほどの意味があるのかを試してみたいブログでもある。

Webエンジニアのためのデータベース技術[実践]入門を献本して頂きました

技術評論社さんから『Webエンジニアのためのデータベース技術[実践]入門』(以下DB技術[実践]入門)を献本いただきました!ありがとうございます!


内容

内容は、SoftwareDesignや、Web+DB PRESSでの連載していた内容のまとめということで、読んだことのある内容が多いのかなと思って早速読んでみたのですが、
実践。の名前は伊達じゃないなーとおもったのが率直な感想です。ビックリしました。


Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門 (Software Design plus)

Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門 (Software Design plus)


B2Cサービスに近い部分でのデータベース構造についてや、データベースを使用する際のハードウェアに関する知識、サービス運用に置けるデータベースとはこう運用すべきという、ノウハウ。
より広範なデータベースの運用に関しての知識がつまってます。


MySQLを知り尽くす為の本という意味では、@さんの『エキスパートのためのMySQL[運用+管理]トラブルシューティングガイド』(以下鍵本)があります。
こちらも物凄い名著で、MySQLと言うミドルウェアのより深い内容理解にはこれ以上無い位素晴らしい本なのですが、MySQLに主軸に置いた本ということで色々な部分でかぶる部分が出てくるのかなーと思って読んでいたのですが、この『DB技術[実践]入門』は、鍵本の内容とはまた違った視点でMySQLを知り尽くすことができる本、ということになりました。(私の中でw)


エキスパートのためのMySQL[運用+管理]トラブルシューティングガイド

エキスパートのためのMySQL[運用+管理]トラブルシューティングガイド


鍵本には、MySQLを綺麗に、効率よく使うための色々な部品がつまっているのですが、それをサービスシステムと言う形に組み上げる為の本が本著ではないかなと思いました。

雑感

後は雑感をつらつらと。
途中からソースハッキングに入るのはさすが松信さんと言う感じで、やはりOSSを使用するのであればソースを見ないでどーするのかと言うのを実感しました、ここだけで大分お腹いっぱいになれます。
そしておそらく日本で一番MySQLを有効に利用しているのではないかと思われるmobageさんの運用ノウハウが垣間見れるだけでもこの本には価値があるなーと、こなれたMySQL運用に見習うべき点が多々あります。
ここではMySQLの話だけではなく、クラウドサービスとオンプレサービスをどう使っていくか、小規模サービスから大規模サービスへの転換期の話などの運用体制の整備の仕方まで書いてある本はなかなか無いのでかなり興味深く読みました。


NoSQLの部分に関してはHandlerSocketpluginとmemcachedに関しての説明に終始していますが、これも下手にいろんなNoSQLの話を入れない部分に様々な事からDBには安定したプロダクトをと言うブレない考え方が(勝手にw)伝わってきました。
、、、とはいえNoSQL使いまくってる当方からするとちょっと残念ですがw


そして個人的には、「自作サーバの使いどころ」のコラムが色々思いつつも、最終的に同意しちゃうという感じになっておりますw


まとめ

まとめますと、おそらく、前述の鍵本とこの『DB技術[実践]入門』2冊があれば今、WebサービスMySQLを使っているサービスの運用で困る部分はほぼなくなってしまうのではないでしょうか。
言い過ぎでしょうかw
3/9発売の様なので是非興味があればお手にとってみることをおすすめします!